まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

特番「噴霧器再生」

「和名で呼ばれて、和の花と勘違いされている植物を植えませんか?シリーズ」

「のぼたん(野牡丹)」

この呼び名で流通している植物はとてもたくさんあります。

その中で、晩秋までよく咲く品種を少し。

昔と言っては語弊があるかもしれませんが、10数年前までは

いわゆる「シコンノボタン(紫紺野牡丹)」という葉も花も大きくて全く耐寒性のない品種が

ハイビスカスと同じ熱帯花木というくくりでよく売られていました。

中南米原産なので耐寒性がありませんので冬は室内で管理します。

他にもいろいろな品種がノボタンと呼ばれており

 

下の写真は

ノボタン・コートダジュール

学名 Tibouchina cv.Cote d‘Azur

中央、南アメリカの原産です。

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ブータンノボタン’ヒマラヤンオパール’

学名 Osbeckia nepalensis

ネパール原産なので比較的寒さには強い方ですが霜や雪のかからないところで管理してください。

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関西では3度以上で越冬するので冬は軒先や、霜の当たらないところで管理してください。

京都では、宇治や城陽、長岡京市で戸外で越冬しています。

8月から11月くらいまで花が鑑賞できます。


長編です。

全くうんもすんも言わなくなった、電池式噴霧器が今日の主役です。

BSのディスカ〇〇ーチャンネルで「名車再生 クラシックカー・ディーラーズ」という番組があります。

マイクが古い車を格安で購入して、なんでも直せるメカニックのエドが修理して再生して転売するというイギリスの番組です。

これがまた面白いんです。大好きな番組です。

 

さあ、今日は「噴霧器再生」です。

今年の春に買ったばかりの噴霧器がある日突然、動かなくなったというご相談。

保証期間中なんですが、箱も保証書もいずこえ?

当然保証書がないと無償修理は不可能です。

それに噴霧器にはこんな文言が

「水洗いを実施せずに故障した場合は、保証期間中でも保障の対象外となります。」

従って、この噴霧器は有償修理対象です。

あまりに気の毒なので、一度見ることにしました。

でも、一度分解すると、保証対象から外れますので皆さんはしないでください。

もし同じようにされて、さらに症状が悪化しても私は知りませんし、責任も負えませんので念のため。

この噴霧器は、駄目でも構わないという誓約の上チャレンジしてみました。

 

あくまで「噴霧器再生・Atomizer dealers」という番組を見るつもりでどうぞ。

 

見ての通り、新しい噴霧器です。信頼できるメーカーの製品です。

電池はもちろん満充電状態です。

スイッチをいれましたが、音沙汰なし。(若いときの僕のように一度遊びに行くと連絡もせずに帰ってこない状態のこと)

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さて、モーター部分を外してみましょう。

開けてみると、やはり。

水和剤やフロアブル剤を使ったときの残りがついています。

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タンクの中を覗いてみるとそこには手で取れないくらいに着いているの薬の残りです。

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メカニックは工具が命。(男は何かをするときは物を買いそろえることから始めますよね!岡本君!)

ネジは使うところで大きさが違いますので3タイプを用意、ホースなどを外すためのプライヤー。

そして、ほこりやごみを飛ばすためのエアースプレー、潤滑剤スプレー、スプレーグリス。

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モーター部分はネジで固定されていて、5本のネジを緩めると二つに分かれます。

予想通り、吸い上げた薬剤が漏れ出して、モーターやポンプ部分で乾燥して塩がふいたようになっています。

電池式噴霧器は

モーター、ポンプ、吸い上げホース、余った液剤をタンクに戻す管、スイッチなどで構成されています。

この状態で、電池を入れてスイッチを入れるとと、モーターについているギヤが一瞬少しだけ動きます。

これで、モーターは動こうとしていることがわかりました。

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さらに、原因を特定するために、モーター部分を取り外します。

右側の黒い部分がモーター、左の白い大きなギヤがついているのがポンプです。

ネジを外すときは必ず、場所ごとに分けて置くようにしましょう。

組み立てるときにどのネジがどの部分のネジかわからなくなるからです。

(僕は若いとき車が好きで、自分でエンジンを分解したり車を家の前でバラバラにしたりしていました。

近所の人の呆れた顔は今も忘れません。

その時にバラバラにして直して、組み立てるといくつか必ずネジが余るんですねえ。

でも、ちゃんとエンジンはかかるし、ちゃんと走るんです、不思議ですねーーーーー?)

この状態で再度電池を装着してスイッチオン。

モーターは機嫌よく回ります。これで不具合のある部分がポンプであることが判明しました。

ここまでくればポンプさえ異常なければ直ったも同然です。

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ポンプ部分以外を綺麗に掃除します。

この時に水を使うのは禁物です。

ティッシュや古いタオル、そして細かいところまで掃除できる古い歯ブラシと耳掃除の綿棒。

細かいところまできれいにします。

特に電気が流れる部分は時期が発生するのでほこりやごみが集まりやすいので入念に掃除します。

モーターはいったん取り外して掃除、潤滑剤を塗布して回転の具合をチェックします。

回転が遅かったり、不安定な場合はモーターが壊れかけている場合があるので、モーター交換などが必要です。

そして、電池の接続部分も腐食がよく発生するところです。きれいにふいて、潤滑剤を塗布。

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この部品は、液剤をタンクから吸い上げて、ノズルまで送るところです。

この中も薬剤カスなどが付着していることがよくありますのでしっかり掃除します。

エアスプレーが効果を発揮します。

綺麗に洗って組み直します、この時もバラす工程でどのようにはまっていたかよく覚えておきましょう。

組み立てても動かないということがよくありますので、注意してください。

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さて、これが電池式噴霧器の心臓部です。

下の吸い口のところを見ると汚れているのがよくわかります。

ここはゴムのパッキンなどがあるとても大切な部分です。

人でいう、心臓手術です。

ネジも、きちんと合うドライバーでゆっくり外します。

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中はこのようになっています。

黒いギヤのようなものが二つ、これがいわゆるギヤポンプという部品です。

この二つのギヤが液剤をノズルの方に送り込むんです。

こんなものがって思われる方も多いと思いますが、車や給水ポンプ、などにはよくこれが使われているんですよ。

乾いた布などできれいにふきます。ギヤに傷がつくと液を送れなくなりますので細心の注意が必要です。

周りの楕円形のゴムパッキン、これもポンプにとって命です。丁寧にはずして拭き、少しグリスを塗って静かにはめます。

取り付けの時にこのパッキンがずれないように注意します。

そして、ねじはあまりきつく締めすぎないようにします。

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さあ、いよいよ組み上げです。(汲み上げ豆腐ではありません、変換するといつもこの文字が。)

ここは慎重に行います。

まず、モーターとポンプをつけた状態で作動チェックを。

次にホース部品を点けた状態で再度作動チェックを。

常にちゃんと動くかテストしながら組み上げます。

全部組んでから動かないという時がよくありますので慎重に行います。

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タンクの中は中性洗剤でスポンジを使ってきれいに洗います。

頑固な汚れだったので、スポンジとたわしでごしごし。

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さあ、作動チェックです。

無事に水が出ました。

修理完了です、所要時間約30分、かかった部品費用0円

作業代金と往復の送料をいただくだけです。

 

〇〇さん、ご注文いただいた新しい噴霧器キャンセルしましょうか?(笑)

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全てがこのように直るわけではありません。

安く販売されているものや、外国製はほとんど修理不可能です。

保証期間中も分解はできません。(保証対象外になってしまいますし、保証はメーカー送りになります。)

販売中止製品も部品がなくて直せないことが多いです。

そして、とても大切なこと。

まつおえんげいで購入していただいたものしかこのようなことはできませんので念のため。

まつおえんげいはよく高いといわれます、でもここまでやります。

長く使いたい噴霧器、長くお付き合いできるお店で。

 

電池式噴霧器の故障のベストスリー。

ナンバーワン!  使った後の掃除がきちんとできていないことによる液剤の詰まり。

ナンバーツウー! 電池の容量不足、もしくは接触不良。

ナンバースリー! 格安噴霧器。

 

まつおえんげいで使っている電池式噴霧器は8年目と5年目ですが機嫌よく動いています。

使い終わった後はタンクの中をきれいに洗い、清水をいれてしばらく動かして、

ポンプや管の中、全てに綺麗な水を循環させてください。

 

この番組は特番のため、毎週あるわけではありませんので。(製作時間がかかり過ぎるため)

修理が30分なのに、このブログ3時間かかってます。

背中にスタッフの白い視線が刺さってます、5本も。


バラの家、木村卓功君のバラです。

エレーヌ・ジュグラリス

別名 天の羽衣

美しすぎます。

そして、このバラはHTですが、

解説にもあるようにかなりの高芯で、スタイル抜群です。それに香りも抜群。

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暑さにも強くて、今とてもきれいに咲き始めました。

HTながら、細めの枝にもよくつぼみがつきます。

お奨めの白バラです。

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  1. 2013/10/05(土) 18:14:49|
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