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まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

とにかくやってみよう。

デルバールローズを代表する香りのバラ。

「ナエマ」

ゲランの香水の名を冠するだけあって、かおりは素晴らしく、

淡いピンクのカップ咲きの花、

丈夫で育てやすい性質で、誰もが憧れるバラです。

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樹形は直立気味に旺盛に育ちます。耐病性も抜群です。

日本はフランスより、土壌も肥えていて気温も高いので全体的に大きく育ちます。

ナエマも、大きく育つツルバラ仕立てにできるバラになります。

でも、その反面大きくなりすぎるという声も聞きます。

成長が早くて、枝も早く太くなる、それをブッシュ仕立てにしようと太いところで剪定したり、

ツルバラにしようと誘引はするものの枝が固すぎて横に誘引できないと、

剪定した枝先から元気な枝がどんどん伸びて、高いところで咲いてしまう。

よくありますね。

 

これは、鉢植えで4年目を迎えるナエマです。

9月に剪定をして、今、つぼみが咲こうとしています。

 

こんな感じです。

今年はいろんなバラで夏剪定の方法を変えてみたり、違った方法をやってみました。

失敗もあり、大発見もありでした。

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さあ、それではこのバラでどの枝にどのように咲いているのかちょっと観察してみましょう。

まず、株元を見てください。左右に出ているのが春に花後に出たベイサルシュート(株元から出る新しい枝)です。

中央の2本が古い枝です。手前が3年経っている枝、奥が4年経っている枝です。

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株元を見てください。それぞれの枝の様子を写真で紹介します。

左側の枝が写真①

右側の枝が写真②

手前の枝の少し上から右に出ているサイドシュート(枝の途中から出る新しい枝)が写真③

古い枝手前が写真④

古い枝奥が写真⑤

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写真①

勢いのあるシュートを70センチくらいのところで剪定しました。

当然枝先付近から元気な枝が数本、枝の途中からも何本か枝が出ました。

途中の枝をすべて切り取り、枝先から出ている枝も3本にしました。

その結果、3本中2本に花芽がつきました。

わき枝などをすべて取ったので、その分養分が残った枝にいったため、ステム(枝の元から花までの長さ)がとても長いのがわかります。

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写真②

この枝も同じように、70センチくらいで切っていますが、

さっきとは違って途中から出てきた枝もそのままにしておきました。

ただ、枝先から出た芽は2芽にしておきました。

すると枝先の二つの枝に花芽が。

そしてわかりづらいですが写真下の枝先にも花芽がついています、合計3本に花がついて

写真①よりステムが短いですね。

途中の枝を残しておきたので、それに養分をおすそ分けしたせいかステムは

写真①よりやや短め。

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写真③

サイドシュートにも花が3芽ついています。

これも途中の枝そのままで、枝先は3芽残しました。

枝はシュートよりやや細いものの、新しい枝なので養分が十分行き渡ったんでしょう。

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写真④

古い枝3年目。

比較的元気な枝が沢山あります。

1枝で株が出来上がっている感じですね。

でも、枝を多く残し過ぎて、養分が完全に分散してしまって

一番上の枝先から一つだけ花が咲きそうです。

葉も大きくて元気があることから、ステムは少し長いです。

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写真⑤

古い枝4年目。

下の方の枝はすでに枯れてるか、成長が止まってしまったので冬に切り取っていました。

春には枝先からいくつか花が咲いたので、その枝を3本残して同じく70センチ付近で切りました。

すると元気な枝に養分を取られたのかあまり元気な枝は出ないで、かろうじて1本だけに花が咲きました。

葉も小さくてステムも短いです。

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これらから判断できることは。

ナエマは新しい元気な枝によく花が咲く。

(土が良くて、肥料がしっかり効いていること)

 

多くの枝を残し過ぎると、養分が分散してしまい花が咲かないようになる。

(切る枝の太さを見て残す枝の本数を決める、直径1センチくらいなら2本~3本くらいかな?)

 

でも、ステムを短く咲かせたいなら、ブラインドを覚悟で少し枝を残す

(わざと養分を分散させて短く咲かせる、でもたくさん残し過ぎると駄目ですよ)

 

ナエマやシャンテロゼミサト、クイーンオブスウェーデンなどは春は必ず花が咲きますが

秋の花は絶対にに咲くという保証はありませんし、咲くとしても伸びた枝咲きに花をつけるので

どうしても高く咲きます。これはこのバラの性質上仕方のないことです。

 

鉢植えで育てると写真のように比較的低く咲きますし、

夏の剪定の時に、枝をあまり太いところで切らないで、その枝先を低く横に倒して留めておく。(冬のツルバラのように)

こんな方法も。

 

良くお尋ねを受けます。

「ナエマを短く咲かせたい」「ナエマの秋花が咲かない」

皆さんそれぞれ栽培環境も違いますし、一概にこれが正解というのはありません。

でも今日のお話少しはヒントになったでしょうか?

ステムの長さ、花の量などは今日の写真で理解していただけましたか?

 

バラ栽培は本当に楽しくて悩み多いもの、それが植物栽培の醍醐味ですね。

皆さんも色々試してみましょうね。

僕も、もっと色々やってみます。

自分でやってみてわかったことは、絶対忘れませんよ。

 

ちょっとわかりにくかったでしょう?すみません。


お待たせしました!

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そして、さきほど友人と電話で久しぶりに話しました。

わずか40分でしたが、中身は5時間くらいの濃い話。

本気で考えている人と話すのは本当に楽しいです。

元気をもらいました。

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  1. 2013/11/20(水) 18:58:58|
  2. バラ