まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

芽摘みって?

最近、よくあるお問い合わせのなかに

「沢山出てきている芽の扱いはどうすればいいでしょうか?」

というご質問があります。

まず、どうしても芽摘みをしなければいけないというわけではありません。

中輪房咲きやミニバラなどは細い枝や小さな芽でも花がよく咲くのでそのままでも構いません。

大きな花が咲く品種(HT等のように直径10センチくらい以上の花が咲く品種など)は

養分の分散を防ぐために芽摘みをした方が良いでしょう。

 

長めに枝を残している株ならこんな感じに。

下から上までまんべんなく芽が出てきています。

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短く剪定をした株ならこのように。

枝が短い分一つの芽に多くの養分が集中するためにしっかりした芽が一枝に数個づつ出ています。

でも、よく見てください。

枝の太さに比例して芽の数、芽の大きさが違うのがわかるでしょうか?

太い枝は3芽位、中くらいの枝は2芽位、細い枝は1芽にという具合に

枝の太さと残す芽のバランスを考えることも大切です。

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芽がそんなに伸びていない状態なら、まだ芽摘みは早いです。

もう少し芽の伸びの様子を見ながら待ちましょう。

 


暖かい地域の方はもうこれくらいでているでしょうか。

芽摘みをするタイミングは3月中旬ぐらい。

すなわち、上の写真と下の写真の中間くらいが芽の見極めがはっきりわかっていいでしょう。

芽の極めがわかりにくかったらこれくらいまで待ってからでも大丈夫です。

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このように芽の先に新芽がはっきり確認できるものの中からしっかりしているものを3~4芽残します。

はじめから2芽くらいにしてしまうと、何らかのトラブルでその芽がダメになったときに花が見られなくなるので保険に残しておきます。

下の方に小さい芽があって「もしかしたらこの小さい芽も伸びるかも」と思いがちですが、

枝の先端に養分が集中する性質から枝先の数芽が伸び始めると、それ以外は成長をストップします。

もう少し待ってから、伸びのよくない芽を取り除きます。

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芽摘みの対象になる芽がこのように芽は出てみたものの、先がなくて成長をストップさせた芽。

この芽はこれ以上伸びることはありません。

枝の下の方によくある芽です。

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もう一つは、このように同じところから数芽出ている時。

基本的にバラは真ん中に大きな芽、両脇に二つの予備軍がひかえるという具合になっています。

両脇の芽は太い枝や勢いのある株の場合は真ん中の芽と同じように伸びて花を咲かせる場合もありますが、

多くの場合は途中で成長をストップさせます。

もう少し伸びてから成長の遅い両脇の小さい芽を摘みます。

でも、中輪や小輪の場合は残しておくと花が咲く可能性があるので残しておいても構いません。

大輪品種以外のバラはあわてて芽摘みをせずに、成長の過程で何回かに分けて取り去るようにした方が失敗がないでしょう。

自身の持っている力で養分をどれだけの芽に運べるかによって芽の伸びる量は変わってきます。

しばらく様子を見て、成長が止まったものを順次取り去るという方法でもいいと思います。

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僕は、剪定の時に切る枝に芽がない場合は、枝分かれしている部分を残して切るようにおススメしています。

確かに「枝分かれした部分を残しても良い芽は出ない」というのは事実です。

ちゃんとした芽を残す方がきっと良い芽が出ると思います。

でも、どうしても芽がない場合はこの部分を残しておくと必ず小さいけれど芽は沢山出ます。

花は咲かないけれども2芽くらい残しておくとそれが枝になっていきます。

株作りを考えて芽を残すわけです。

 

でも、下の二つの写真を見てください。

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枝分れしている部分から出ている芽の方が大きいでしょう?

一度枝を出した部分は、すでに枝を作れる形成層が存在します。

だから容易に芽を吹かせることが出来るんです。

強く剪定をしたり、枝が太かったり、株に力があればこのように立派な芽が出ることがよくあります。

出るか出ないかは、株の力を信じて待ってみましょう。

 


「ツルバラも芽摘みするんですか?」というご質問もよくあります。

ツルバラはこのように無数に芽が出ています。

これはそのままにしておきましょう。

これはフィリスバイド

まつおえんげいのウェルカムローズです。

玄関ゲートの左側に咲きます。

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大きなツルバラを芽摘みするとなると気の遠くなる作業になっちゃいます。

それこそ、バラの力に任せましょう。

大輪系のツルバラの場合は一枝に多くの芽が出ても、自身が枝の太さや力を判断して花の咲く数を決めてくれるもんです。

 

もちろん剪定誘引の段階で咲く枝と咲く場所を見極めておくことが肝心ですけどね。

 

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こちらは、中庭のピエールドゥロンサール

長尺苗を販売しています。

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  1. 2014/03/04(火) 18:04:04|
  2. バラ