まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

新枝咲き品種の植え替え (1)

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春の準備はおすみでしょうか? もうすぐ ツルが伸びだしますよ

誘引が出来るようにアンドンを立てたり、根が詰まった株は今のうちに 

植え替えをしましょう。

根詰まりした株や苗は植え替えをしてやると、良くツルを伸ばしてくれるようになります。

つるが良く伸びるということは、四季咲き性品種は2番花が楽しめますし

一季咲き品種の場合は、来年花が咲くツルが長く充実してくれるので

花数がたくさん楽しめるようになります。

ツルの成育が良くなるように

今回は 「新枝咲き」の苗の植え替えをご説明いたします。

鉢の場合も 同じように確認しながら植え替えます。

まずは、一度鉢から株を抜いてみて、根の詰まり具合を確かめましょう。

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2年生充実苗の「エトワール・バイオレット」


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エトワール・ヴィオレット C.'Étoile Violette'

●草丈:2.5~3m●花径:6~8cm●花期:5~10月●新枝咲き

暗紫色で咲き始めた花弁は濃い紫色に変わる。 

置き場所や季節により花色に変化があるが、

大きな面積をカバーするのも得意な強健種。秋まで何度も花が咲く。 


ポットから抜いてみると

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こんな感じでした。

パスタのようなおいしそうな黄色い根がクレマチスの根です。 

もし白い根が混じっている場合には雑草の根ですので、きれいに取り除いてください。

ポットの形状にもよりますが、根は元気に丸くぐるぐると根が伸びています。

地表の部分も軽く竹べらなどでつつきながら、表面の土を取れるだけ落とします。

そうすると 株の成育具合が良く確認できます。

この株は 元気に根も伸ばし新芽も元気に動いていますので

たいへん良い状態の苗であるということがわかります。

この苗なら 春の花も十分期待できますし、大株に成長することでしょう。

でも、植え替えせずに このまま半年(秋まで)育てるには窮屈で、途中で生育が悪くなる

可能性が高いので一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。

植え替え時の注意点は

クレマチスは根の再生力が弱いので根を切られることを嫌います。

根をさわったり ほぐしたりする場合には

手で柔らかくもむような感じで ほぐしてやる程度にしておきましょう。

ピンセットや竹べらで 無理やり根をほぐすのはいけません。

大きな株を 根を痛めずに土を落とす方法としては 水で勢いをつけて

土を洗い流す方法もあります。

この方法ですと 根をあまり傷めずに土を落とすことが出来ますし

根のボリュームを小さくすることが出来ます。

 

根の周りの土や、表面の土を新芽を折らないように慎重に取ってやると

株の状態が良くわかります。

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土を落とした時にしか見ることが出来ない新芽の部分を確認しましょう。

新枝咲き品種の場合には 冬にしっかりと寒さに当てると古ヅルは枯れてしまいます。

そして春に地際から新しい芽が伸びだします。

右側は 地際から伸びだした新しい新芽。 左側は 昨年の地中や地際に

残っていたツルの節々から新芽が出ている状態です。 こちらは1本のツルから

大小さまざまな芽が4芽でています。

このまま植え替えをしてしまうと、たくさんの新芽が出て限られた養分が分散してしまうため

ツルの本数や全体のボリュームの割には花付が悪くなってしまうことがあります

こんな株は新芽の数を調整してやりましょう。  バラでいうところの芽かき ですね。

10.5㎝ポットの苗ですと新芽の数は3本くらい が適当です。

この苗の場合には 

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この部分でカットすれば 3芽になりますので先端部分をカットします。

カットした部分は 節から両方に2芽出ています。

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この状態で 植え替えをします。


時々 新枝咲き品種の 冬の剪定の時に地上部を長く残して剪定する方がおられます。

「残ったツルからも新芽が出るんですよ」とおっしゃいますが

新芽の数が多すぎると つるが何本も伸び 花数が減ってしまうことがありますので

あまりお勧めはできません。 新枝咲き品種の冬の剪定は地上部は

全部切り取るようにしてくださいね


その他の苗では

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この株は 芽が大分大きくなっていますので

手で芽を取って 数を調整します。(芽かき)

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まず残す芽の位置を決めます。

同じ方向の芽を残すと 新芽も同じ方向に伸びてしまいますのでできれば向きを変えて

残してやりましょう。

それと残す芽の大きさも可能であれば同じくらいのものを残してやる方が

ツルの伸び初めが同じ時期になりますので、開花もそろってきます。

大きいものと 地中の芽が動き出してすぐのものとでは開花期が

遅れてしまうことがありますので、大きさも考えて残しましょう。

芽をかきとるときには 下向きにひねるだけで簡単に取れます。

他のツルを触っているときに取れてしまうこともありますので

注意しながら 作業をしてください。

 

このように 株を鉢から抜き取り 表面の土を取り除いて見ると

地面の中では 春の準備がどんどん進んでいるのが良くわかります。

こんなに寒いのに 植物ってすごいですね。

このように最初に芽の数を調整しても、あとからあとから新芽が生まれてきて

何本も出てくる株もありますが、地表に出てきた時点で数を調整してやりましょう。

 

明日は 植え込みの仕方と注意点のお話です。

 

 

 

 

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  1. 2014/03/09(日) 18:20:14|
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