まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

洋ランの手術。

まつおえんげいが目指しているのは、

植物の総合病院です。

バラ科、クレマチス科、草花科、樹木科、熱帯植物科、洋ラン科、サボテン科など色々な科目を

診察診断、治療、手術等を行っています。

病気で弱った株の手術(植え替えや病気の部分の切除など)

根詰まりの株の手術(鉢を大きくしたり、株分けなど)

をして入院していただく場合もあります。

でも全てが治るわけではありません。

植物はもう手遅れという状態でお持ちいただくことが多いようです。

 

今日と明日は2件の手術の様子を紹介します。

使用する手術用具です。

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患者さんはこの方「洋蘭の一種シンビジウム」です。

もう何年植え替えをされてないんでしょうか?

葉の色は薄くて養分をもらうことも出来ず、根の行き場所もありません。

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鉢から抜くことが出来ないので、お客様の了解を得て鉢を割って取り出します。

メスではなくてハンマーですが。

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この時点で、根の健康具合を判断します。

この株は根が白くて根詰まり以外の障害はありませんので、通常の植え替えで行きたいと思います。

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こんなに根が、パンパンに張っているとどこから手をつけたらよいのかわかりませんね。

でも実は、根って土の中で外へ外へ行こうという性質があるんです。

だから外側は根で一杯でも、中心部分はあまり根がないんです。

だから、鉢底の中心部分から少しづつ外側に向かってほぐしていきます。

あくまで優しく、根を引きちぎるようなことはせず。

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約30分かかってようやく、上までほぐすことが出来ました。

この状態で株がどのようになっているのかがわかります。

シンビジウムはバルブという部分が肥大して花芽が出来ます。

そして一度花を咲かせると今度は横に子供を作って、

そのバルブがまた大きくなって花を咲かせるということの繰り返しで増えていきます。

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だからこのように、一株から育てているものは全部がつながっているんです。

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ここから、不要な古いバルブ、それについている根、

そして今回は子供のバルブのついていない株も取り除きます。

切除した部分です。

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そして残った、親子セットのバルブです。

これを植えておくと、

親バルブから養分をいただいて子供のバルブが大きく育って良い花を咲かせます。

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目に見えるような芽が見つからない場合も、

よく見るとこのように小さな芽があるんですね。(串の先が芽です。)

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もちろん、洋蘭の土も自家製です。

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鉢底には、根腐れの防止と土の中の空気の汚れを防止する

ミリオンAを敷きます。

特に長い間植え替えをしない、ランや宿根草、植木などにはとても効果があります。

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葉とに中心部分に、子供のバルブが外になるようにまとめて植えつけます。

子供のバルブの太るスペースを開けておくわけです。

竹のクシや棒などで、隙間なく土が張るようにつきます。

仕上がりです。

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不要な株や根の切除をするという大手術でしたから、回復にはかなりの時間がかかります。

そこで、最後にバイオゴールド・バイタルVRNAの300倍液に2時間漬けておきます。

これをすることで、術後の回復が抜群に速くなります。

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手術に要した時間は、V-RNA処理も含めて3時間弱でした。

 

まつおえんげいで植え替えをさせていただいた植物はすべてバイオゴールド処理をしています。

このあと1週間~10日くらい術後観察をして問題がなければ退院です。


土についての大きな勘違い

ここで少し、面白いものをお見せしましょう。

今回お預かりしたシンビジウムは9鉢ありました。

その中の一つの土と根をお見せします。

鉢から抜いたときの根の様子が少しおかしかったんです。

普通は先ほど植え替えをした株のように丸く太い根がびっしりとあるんですが、

この鉢は根がラーメンのちじれ麺のようになっていたんです。

なんかおかしいな?と思いながら根をほぐしていったんです。

 

右の土が下からほぐしていった時に出てきた土です。

見事に単用土が層になっているのがわかりますか?

下から、軽石の大粒、赤玉土の大粒、軽石の細粒、炭の粉、そして一番上にまた軽石の細粒でした。

誰かにアドバイスを受けられたのか、なぜかこの鉢だけでした。

 

左側の根の様子、わかるでしょうか?

上の相は問題なく根が生育しているんですが、

2段目の炭の層は全く根が生育してなくて何とか軽石の層までたどり着いた感じです。

そして、再び軽石の層からは根が増えています。

ちじれ麺のようになっていたのは

完全に炭のアルカリ成分などによって根に大きな障害が起きていたことがわかります。

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土は単体で使うのはよくありません、

いくつかを込み合わせて「それぞれの良いところを生かして欠点を補う」。

これが配合の決め手です。

そして、皆さんよく勘違いされるのが、「炭の効用」です。

土の中の不純物を吸着してくれたり、根腐れの防止、土壌改良など良い点はいっぱいあります。

が、。

単体で大量に使用するとこのように大きな障害が出るんです。

もし、効果を期待して使う場合は土全体の5%以下で配合してください。


植物の夏バテ防止や生育補助には

バイオゴールドバイタルを100倍に薄めて葉面散布や、土壌灌水。

弱っていたり、植え替えなどをした株には

V-RNAの300倍液を土壌灌水。

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まつおえんげいのバラなどは10日に1回の感覚でバイタル100倍液を使用しています。

確実に間違いなく効果が得られます!

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  1. 2014/06/21(土) 18:17:33|
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