まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

夏剪定の準備

 

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まつおえんげいの「西山農場」です。

バラの育成用としてこの冬から本格始動しているのですが、ここが遮るものも全くなく、日中は暑くて暑くて

それでもバラは元気よく育ってくれています。

風通しも良く、日照条件も抜群!デリケートとされる「ガブリエル」でも4度目になる蕾をつけてくれています。

この農場でしっかり育てて、お店に随時補充したり、ネットショップでお届けさせて頂いている苗は

ここからピックアップしたりしています。

現在農場ではぼちぼちと「夏剪定」が始まりました。

 

 

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1品種で数の多いバラは半数くらいを早めに剪定して、開花時期をずらしています。

バラのシーズンを少しでも長く楽しんで頂けるように、数日おきに剪定していくわけです。

この時期に数日ずらしてあげると、秋の開花時期には一週間以上差がでます。

ちょっとしたことで長く楽しめますので、工夫が大事ですね。

 

夏剪定は必ずしも必要な作業ではありません。

四季咲き性の強い品種は花後の剪定を繰り返す方が、開花を楽しめる回数も増えます。

「じゃあ、なんでまつおえんげいは夏剪定をするの?」

開花のタイミングを揃える為、です!

春に比べて秋の開花は品種ごとの性質が出やすく、開花のタイミングがずれてしまいがちです。

秋のバラフェアーに向けて、色々な品種が楽しんで頂けるように夏剪定で開花を調整するのです。

お店の方の夏剪定が始まった時に、詳しくご説明させて頂きます。

 

夏剪定の講習会も、開催中。

http://matsuoengei.web.fc2.com/20140706.html

ですが、26日、30日ともにあと数名分しか空きがありませんので、お申込みの際はお早めに!

 

 

ところで花ってなぜ咲くのでしょうか?

日光?肥料?水?

それらも重要なことに変わりはありませんが、一番開花に影響を与えるのは「ストレス」です。

ストレス無く育ててあげる事が重要!ではありません。

実はその逆で、程よいストレスがかかることで開花が活発になります。

 

花は当然のことながら子孫を残す為に咲くわけです。

「あ、これは子孫を残さないとマズイかも・・・」と感じることで開花が活発になります。

 

バラの場合、花の最盛期はもちろん春。

なぜ春が一番良く咲くのか?春の前にあるのは「冬」

冬の状態を思い起こしてみましょう。

「ひたすら寒い」 「葉を維持できないくらい寒い」 「枝も出せないくらい寒い」

明らかにストレスを感じる状況ですよね。

このストレスが春になると一気に解放されるわけです

「枝が出せる!」 「成長出来る!」 「これはチャンス!!」

ストレスから一季に解放されることで開花が活発になります。

これを「休眠打破」と言います。

 

特に分り易いのは一季咲きのバラ。

上記の理由から春は咲きますが、そのあとは強制的に成長をストップさせられるほどの強いストレスは冬までありません。

だからゆるゆると成長を続け、開花せずに育つわけです。

 

昨年の秋にはニュースで「桜が秋に狂い咲き!」というものがあったのを覚えてらっしゃいますか?

本来一季咲きの桜ですが、昨年の猛暑で強いストレスがかかり、秋に咲いた。

開花とストレスの密接な関係が分り易いひとコマでした。

 

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これは夏剪定をした枝。

ちょっともったいないですが、先端には小さく蕾が確認できます。

下の部分はしっかりしていますが、徐々に伸びあがり葉っぱを展開させていくにつれて

先端に送られる栄養分が少しづつ減っていきます。もちろん葉も水分を消費しています。

だんだん細くなっていき「もう限界!花を咲かせよう。」

出来るだけ目を引く高い位置で開花しようとする反面、

生育の限界でストレスを感じて開花する。良いお手本です。

 

だからと言ってわざと水を切らしたり、肥料を切らしたりするのはあまり良くありませんのでご注意を。

健康であることが第一ですが、かわいがり過ぎも良し悪しという植物についてのコラムでした。

頭の片隅に、ちょっと覚えておくと良いかもしれません。

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  1. 2014/08/21(木) 17:14:31|
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