まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

クレマチスの夏剪定(その2

昨日に引き続き クレマチスの夏剪定のお話です。

実際に作業を見て頂きながら お話しいたします。

クレマチスには「新枝咲き」 「新旧両枝咲き」 「旧枝咲き」と

3種類あり、剪定方法がそれぞれ違います。

でも、「新旧両枝咲き」と「旧枝咲き品種」は、ほぼ同じ

剪定方法で育てることが出来ます。

ですので、「新枝咲き品種」と「旧枝・新旧両枝咲き品種」の

2種類の育て方があると考えるとわかりやすいでしょう。

この部分が ちょっと難しく感じる部分でもあるのでしょうね

でも、お持ちの品種の育ち方が「新・旧・新旧」のいずれかがわかれば

むつかしくありません。

さて、実際に剪定してみます。

「エリオステモン」 インテグリフォリア系の新枝咲き品種

IMG_5610IMG_5611

この品種は 花の咲き始めも早かったので 花は終了しています。

インテグリフォリアの系統はツルが絡みにくく、半木立性で立ち上がるので

剪定もし易いです。

まずツルをほどいて、状態を確かめましょう。

IMG_5612

春の花後に強剪定した節から、2本づつ伸びて2番花が咲きました。

IMG_5613

長さはこれくらいです。

「新枝咲き品種」は「強剪定」で強く切り戻すため

花後はとてもスッキリします。

他の植物と組み合わせても、すっきり剪定すれば取り外すことが

出来ますので、組み合わせ等にも向いています。

しかし、夏剪定の時に強く「強剪定」してしまうと

開花までに時間がかかり、秋に気温が下がると成長が止まり開花しない可能性

がありますので、「新枝咲き品種」の場合でも 

夏剪定は「中剪定」程度にしておきましょう。


強剪定した場合と中剪定の違い

花後の剪定で「強剪定」した場合は

開花までに時間がかかりますが、大きな花がたくさん開花します。

「中剪定」にした場合には

開花までの時間が余りかかりませんが、花の大きさが少し小さめで

花数も少なくなりがちです。

開花までの時間を調整するために、剪定の強さで加減することが出来ます。

でも、気温や株の状態でも大きく左右されることがありますので

一概には言えませんが、大体の目安としてお考えください。


IMG_5614IMG_5617

春の剪定後に伸びたツルの半分を切り取る「中剪定」

大体 これくらいでしょうか。

IMG_5619IMG_5620

全部のツルを確認しながら「中剪定」していきます。

この時に 地際から生えている細いツルは

残しておいても花は咲きません。 切り取って太く花が咲きそうなツルにのみ

養分が行くようにしてあげると開花率が高まります。

そして、経験が必要ですが太いツルから出ている脇芽の数も

調整して養分の分散を調整するとより開花率も高まります。

IMG_5610IMG_5622

ツルの数と長さの調整が済んだらスッキリしました。

アンドン支柱に巻き上げて 完成です。

続きまして「新旧両枝品種」ドクター・ラッペルの場合

IMG_5626IMG_5628

早咲き大輪系の品種の中でも この「ドクター・ラッペル」

「HFヤング」は特に四季咲き性も高く、管理もし易い優良品種です。

管理のし易さばかりが取り上げられますが

色々な品種をお持ちの方でも このどちらかの品種を一緒に植え込むと

たくさんの花を豪華に咲かせ 花いっぱいの演出をされる方が多く

一番に目を引くのが、このどちらかの品種の場合が多いです。

IMG_5216ST1_3454

この品種は「新旧両枝咲き」ですので「中剪定」です。

同じく ツルをほどきツルの状態を確かめましょう。

IMG_5629_thumb1

春の花後に「中剪定」をした節から新しい芽が伸び花が咲きました。

IMG_5631_thumbIMG_5634_thumb1

新しく伸びて花が咲いたツルの長さを半分に切り取ります。

全部のツルをほどきながら、長さを見て剪定していきます。

IMG_5635_thumb1

蕾も残っておりましたが、もう一度咲かせたいので切り取ってしまいました。

残ったツルをアンドンに巻き上げて完成です。

IMG_5626_thumb9_thumb_thumbIMG_5636_thumb6_thumb_thumb

どちらもすっきり中剪定し、風通しも良くなりました。

これからは 日当たりが良く、風通しの良い場所に置き

剪定後すぐはまだまだ暑いので液体肥料と活力剤

9月の10日くらいからは置肥(クレマチス専用肥)も

月一回与え、成育を促すことで9月下旬から10月初旬に

開花する予定です。


クレマチスの夏のお手入れセットがあれば 完璧です。


このように 大きくても植木鉢に一種類で育てている場合には

ツルを確かめながら 剪定をすることが出来ますし

新しい芽が動き出しても、管理しやすく誘引もし易いので

まだまだ 不安がある方にはこの育て方がおススメです。

 

でも、アーチ・フェンスや壁面に数種類植え込んで伸ばしてあり

一枝づつ見分けることが出来ない場合は どうしましょう。

それは また明日説明いたします。

スポンサーサイト
  1. 2015/08/18(火) 17:03:43|
  2. クレマチス