まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

耐暑性と耐病性で思うこと。

秋の「セ・ミニョン」

柔らかいウェーブ、やや深めの青紫、長く続くブルーローズ&ティの香り。

10月初旬から次々と咲く花保ちの長い花は、秋が美しく本領発揮です。

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植物園で見かけた名花「ピース」。

30株くらい群稙してあります。

同じような花色のバラが色々とありますが、この花はやっぱり殿堂入りするわけがうなずけるバラです。

10月初旬から咲いているであろう株は花の終わった枝やこのように今まさに開かんとする花。

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開いても形を崩すことの無い整った形、秋ならではのバラの魅力でしょう。

よく言われる病気に強いバラ、暑さに強いバラなど。

確かにピースより強いバラはいくらでもありますが、ピースでないと伝えることの出来ない魅力は変わりがありませんね。

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最近よく言われる、耐暑性と耐病性。

確かに温暖化の影響で夏は驚くほど暑く、5月はもう夏のようです。

そして、熱帯地方のような豪雨。

そして年間平均気温の帳尻を合わせるように極端に冷え込む2月~4月。

もちろん夏に枯れてしまうほど弱い品種では問題があるでしょうが、

夏に弱っても秋にはすっかりと回復して今は他のバラより元気によく咲いている品種があります。

そんなバラは、育ててもいいと思います。

 

病気もしかり、黒点病に弱い品種などは確かに落葉します。

それは、病気感染した葉から茎に侵入する菌を防ぐために、葉の付け根の組織をコルク状に硬くして侵入を防ぐため、

その結果葉が落ちると言われています。

いわば自己防衛の一種でしょう。

葉が無くなった株でも株が健康であれば、すぐに新しい芽が出てきます。

冬剪定を夏にしたと思えばいいんです。

そんな回復力の早い品種は病気に強いバラと呼んでもいいでしょう。

 

病気に強いバラだけがもてはやされ、

病気に弱いバラや暑さに弱いバラは良くないとなると皆さんの庭のバラがほぼ同じ品種になってしまわないでしょうか?

弱い品種で手入れにとても手間のかかる品種はどんどん敬遠されているように感じます。

古い品種でも花、香り、株姿等どこかによいところはあります。

以前の品種がどんどん切り捨てられている現実を見ていると、

1990年サフィニアの登場から園芸がどんどん変化してきた状況によく似ているように思えます。

 

もちろん新しい品種は素晴らしくて優秀なので皆さんにおススメしていますし、初心者の方には最適です。

生活環境もそれぞれ皆さんとがいます。

「ご近所の手前消毒をはばかる、健康のため使いたくない」当然ですね。

そんな問題をクリアできる環境であれば、病気に弱い品種も是非仲間入りさせてあげてほしいものです。

 

一季咲き性にも同じことが言えますね、四季咲き性でなければだめ。

一季咲き性は花後に緑がいっぱいです。少しくらい病気になっても放っておけます。

庭の樹木と同様、春には思い切り花が咲きます。

桜と同じように感動は四季咲き以上でしょう。

 

では、それらを解決する方法はないのでしょうか?

実はあります。

 

2つ気を使えばいいだけです。

用土と肥料です。

もちろん日当たりがよくて風通しの良いところが良いのは当然ですが、

皆さんのお宅が全てバラ園や農場のような環境ではないはずです。

そういう環境をカバーする方法を探さなければなりません。

 

用土を替える。

バラはよくどんな土でも育つと言われます、確かにその通りです。

環境が良ければ、、、。

環境を克服するために一番手っ取り早い方法は用土を替えることです。

このミルフィーユは2年生大苗を2月に植え込んだ株です。

肥料や消毒は他と同じようにしています。

用土を替えるだけでこんなに大きく育ちます。

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次に肥料。

栽培する環境に合わせた肥料を選ぶこと。

このクレマチスは通常の肥料を使って栽培しました。

期間は5月から9月まで。

これでもしっかりと花が咲き全く問題の無い株です。

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次にこの株を見てください。

今試験中の肥料を使ったものです。

画像に補正はしていません同じ状態で撮影しています。

実物を展示していますので見ていただければよくわかるのですが、。

まず葉の張りと色の濃さ、葉色が他より濃くてしゃんとしています。

次に葉の節間が他より短くなっています。

そして茎の太さ、明らかに茎が太くて花のついた枝咲きまでしゃんとしているのがわかるでしょうか?

明らかに目で見てわかる違いが出るのも肥料です。

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環境を改善することで植物は無事に育つことが出来ます。

思い通りにするのではなくて、望むようにしてあげることが植物と仲良く長く続く近道ですね。

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  1. 2016/10/24(月) 20:07:30|
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