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まつおえんげいスタッフブログ

まつおえんげいのスタッフが日々思ったことや、それぞれのお勧めなどを書き綴ります。

ご挨拶と独り言

今年も皆様には本当にお世話になりました。
いろいろ、皆様から教えていただいたり、お叱りを受けたり、そのたびにスタッフ一同で反省し議論し、
少しでも良い苗を皆様にお届けしようと頑張ってきました。
でもまだまだ物足りない部分が多くあります。
来年はもっと勉強して、「ああ、まつおえんげいで買ってよかった」と思ってもらえるように頑張りますので
よろしくお願いします。

そこでバラについて感じることを一言。(長くて一言ではありませんが。)

まつおえんげいは、明治後半から、植物生産販売を手がけてきています。
祖父が、切り花の生産を開始し(当時は菊が主でした)お寺や華道の家元へ届けたり、その場で生け込んだり
していました。父親もそのあとを継ぎ、昭和20年後半から規模を拡大し、施設栽培(温室やハウスでの栽培)を始めました。この頃から個人宅(花の宅配の元祖ですね)への配達、市場への出荷を始めます。
時代の流れは大きく、鉢植えの花が注目されるようになるころ、
当時は非常に珍しかった「シクラメンやポインセチア」の生産を父親が始めたのが、鉢物生産のスタートです。
僕が父親の仕事を手伝うようになってから35年以上が経ちました。
当時は、土や肥料はすべて自分たちで作っていましたし、土や肥料を買うことになるとは想像もしていませんでした。
もちろん、植物も種まき、接ぎ木、挿し木で作っていました。
シクラメンは自分で交配して種を取り、それを蒔いて、花が咲くまで3年かけて作っていました。
ポインセチアは、温室の奥に大きな親木がありそこから穂木をとり春に挿し木をして作っていました。
果樹苗は、すべて接ぎ木で作って販売していました。
パンジー等の草花、観葉植物、果樹、洋蘭、盆栽。もちろんバラもクレマチスもヘレボラスも。
今まで皆さんが、買われたことのある植物はすべて作った経験があります。
そして、今もバラ以外に柿とタケノコも生産しているんですよ。

バラを販売し始めてからかなり経ちますが、今までにいろんな、戸惑いや疑問がありました。

たとえば、、、、、、、、、、、。
他の植物との仕入のルートや仕入れ方法の違い、苗の品質、輸入苗と国産苗の共存等々。
そして、大きく感じたのがお客様のバラに対する愛情の深さです。

もちろん僕も、バラには特別な気持ちや深い思い入れがあって
バラとの付き合いは生活の大きなウェイトを占めています。

でも、
植物を育てるという点からみると、バラは他の植物と全く変わりません。
むしろ、特別扱いをするほうが、調子を崩したりすることがあるように思います。

バラ(どんな植物も同じ)が今、何を望んでいるのか? どうしてほしいのか?
をじっくり考えるといつも解決策が見つかるように思います。

バラは生き物です。
人間の思い通りにはなりません。
植物はものが言えません。
私たちが歩み寄るしかないように思います。

ここで栽培についての大切なアドバイスを一言。
植物は生き物。私たちと全く同じように考えてあげてください。
「水は土が乾いたらあげる。」
水や肥料は欲しくないのに与えすぎるとよくありません。
私たちも食べ過ぎや飲み過ぎはいけませんよね。
季節、気温、枝や葉の成長具合、置き場所などで乾き方は大きく変わります。
のどが渇いているようなら与える。そうじゃないときはむやみに与えない。
これだけでも、育ち方は大きく変わります。




そして、今年感じた大きな疑問。それは「輸入苗」についてです。

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昨年の秋に入荷した、イングリッシュローズ「ウェッジウッド・ローズ」です
春まで6号鉢で育てて根が鉢底からのぞくようになってから10号鉢に植え替え、その後38センチの
ロゼアポットに植え替えました。撮影したのは12月27日です。
11か月でこんなに育ちました。

「輸入苗って」

僕はかねてより、バラの苗は国産でも、輸入苗でも同じように扱い育ててきました。
もちろん、それぞれの、生育に違いがあるので、様々な植物を育てるときと同じように、
具合を見ながら、水管理や防寒対策、暑さ対策、肥培管理は当然しています。
国産苗と比べて、やや生育に違いがあったり、品種によって暑さに弱いなどありますが
作ってみて、国産苗がよい、輸入苗がだめなんて感じたことはありませんでした。
バラはもともと品種によって性質が違うのであまり抵抗はありませんでした。

あらゆる植物を育てているると、それぞれの性質や生まれの違いで育て方が違って当然だと思っています。
まして、ヨーロッパやアメリカなどで育ってきた苗ですから、環境が違って戸惑うことがあるのは事実です。
そこのところを十分理解して育てると問題はあまりないように思います。
上記にも書いたように、初期の水の与え過ぎも調子を悪くする原因のようです。

でもバラを販売していると、いろんなお客様から、「輸入苗は育たないんでしょう?」とか
「夏に、ぱたっと枯れるんでしょう?」とかいう声を聞くようになりました。

皆さんはこんな風に考えておられるんだと感じながら、やはり要望に応じて国産苗を主に販売してきました。
でも、輸入苗でしか手に入らない苗もありますし、逆に輸入苗のほうがよく育つ品種もあります。
僕自身は輸入苗を多く育ててきて、今まで枯らしたことは一度もありません。

そして、根頭がんしゅ病にかかりにくい(もちろんゼロではありませんし、事実まれに病気の株もあります)
のも、輸入苗の特徴です。
販売した苗が、のちに根頭がんしゅ病が発生して、困ることがよくあります。
それ以外にも輸入苗特有の良い面もあります。

今まで、輸入苗の評判を悪くしてきた大きな理由は、日本に入ってきてからの管理や販売方法に問題が
あるように思います。

まつおえんげいでは今後は部分的に輸入苗を取り扱うようにしていきたいと考えています。
もちろん、安心できる確かな苗しか販売しません。

入荷してから、すぐに植え付け、しばらく養生して根も成長して、枝も新しいものがしっかり出たものを
販売することで、皆さんの不安を少しでも少なくして販売していきたいと考えています。
輸入苗であることをラベルで表示し十分説明して納得していただいてから販売します。



でも、もちろんまつおえんげいでは国産苗が中心です。
国産苗は信頼できる生産者さんに苗を作っていただいています。
今後も出来るだけ、買っていただいてからよく育つ苗を目指して育てて販売するように心がけていきたいと
思います。

今後もよろしくお願いいたします。

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  1. 2010/12/28(火) 14:29:08|
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