全国で被害を引き起こしている台風と梅雨前線。
皆様の庭はいかがでしょうか?
京都も水曜日から連日激しく雨が降っています。
でもこの雨も日曜日には次第におさまり、来週はまた暑くなるようです。
暑くて乾燥続きの日には枝もあまり伸びませんでしたが、ここ数日でバラの枝もどんどん伸びだしてきました。
これはこれでうれしいのですが、、、。
連日続く雨の影響でバラは姿を変えています。この雨が過ぎたらすぐに行いたい対策などを少し紹介します。
雨の日に咲く花は弁質の柔らかい花などはこのようにすぐに傷んでしまいます。
このままにしておくと雨が上がってからカビが出たりして病気の原因になります。
このような花や開いている花などは早めに上のほうの5枚葉のところまで切り戻しましょう。
雨に強い花でもすぐに汚くなったり、雨つぶの重みで花がうなだれたりしますね。
花が咲いているのに可哀そうと置いておくのもいいのですが、今回のような長く続く雨の時に咲く花は、
この後カラッと晴れてくると汚くなったり、同じようにかびが発生します。
いさぎよく早めに切り戻しましょう。
「切るのは可哀そう」とよく言われますが、長雨や高温時に咲かせる方がかわいそうですね!
よく伸びた枝などは花の重みでこのように完全に下を向いているものも。
これで台風などの強い風が吹くと枝が折れてしまいます。
四季咲き性のバラなら枝を半分くらいのところで切り戻して新しい枝を出させるようにしましょう。
新しく出た枝先にまた花が咲いてくれますよ。
ツルバラなどで、シュート等で元気に伸びている枝も注意が必要です。
ツルバラは、シュートなどの新しい枝が大切なので、風で折れないように紐などで止めておきましょう。
最後に一番大切な作業を!!
「消毒」です。
こんな雨のあとは黒点病の発生が一番心配です。雨後に晴れたらすぐに消毒をしましょう。
バラだけではありません。
宿根草や草花もこのように花や枝に付いた雨の重みでしなだれています。
ホリホック等のように背の高い花は支柱をし直すか、花が咲き進んでいるようなら切り戻しましょう。
草花などで地面に着くくらいしなだれている場合は切り戻して肥料を与え、次の枝や花を楽しむようにします。
花木の場合は、
ハイドランジアです。花が傷んで鑑賞できる限度を超えている場合は切り戻しましょう。
ハイドランジアの剪定はできれば今月中旬くらいまでには終わらせましょう。
梅雨明けも近くなってきました。
暑い夏を快適に過ごせるように、負担を軽くしてあげることが大切です。